看護現場で求められる資質とは

看護師に求められる資質の一つが、体力的にも精神的にもタフであることです。看護師の仕事は立ち仕事が多いですし、ゆっくり休憩できる時間も少ないです。夜勤や成人男性の介助など体力が必要になる場面も少なくありません。

また、看護師は患者の命を預かる仕事であるため、精神的なプレッシャーも強いものです。患者の死などのでショックを受ける機会もありますが、気持ちを切り替えて業務に集中できるタフさが求められます。そのため、看護師は患者のケアをするためにも心身共に健康であることが重要です。

人間的なスキルでは、共感力や観察力も求められます。病気やケガで苦しむ患者が抱える不安・悩みなどをしっかりと汲み取り、相手の言いたいことを理解できる心を持っていることが大切です。患者が置かれている状況をイメージし、言葉だけでなく表情や仕草から気持ちを察する能力も欠かせません。

不安な気持ちに寄り添いながら接することは信頼関係の構築に役立ちます。看護師が患者にとっての心の支えとなれば気持ちも前向きになり、治療もスムーズに進めることができるでしょう。

さらに、学び続けることができる向上心も大切な資質です。看護の現場は常に進歩を続けています。そのため、日々知識や技術を磨き続けることが欠かせません。勉強会や研究会にも参加するなどして、自分から積極的に学んでいく姿勢が求められます。

学びを極めて医療現場の最前線で活躍したいのなら、認定看護師や専門看護師を目指すといいでしょう。スペシャリストになりたいのであれば、誰よりも自分を高めようとする向上心を持つことが大切です。